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福井で韓国人の合同就職説明会を行う意図

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ホスピタブルでは、2018年11月20日に第14回を数える韓国人のバイリンガル人材を対象とした合同就職説明会を開催するに至りました。韓国人の求職者たちは前日に名古屋空港から福井市まで移動をし、本日終日かけて採用を希望する各企業の皆さんによる説明会を受けて頂いています。

 

福井県とはどういう場所なのか?

有効求人倍率が2を超えており、慢性的に採用がしづらいエリアとして、長年課題を抱えています。さらに一方で、インバウンド事業への取り組みにおいて全国最下位(最近は46位という説もある)を記録したことでも有名になりました。しかしながら、関西空港や小松空港を入り口にして福井県へ来る韓国人訪問客が微増している実態を当社ではつかんでいます。隣県(石川)にソウルとの直行便が飛ぶエリアでもあり、敦賀からは釜山へ定期貨物船も出ています。貿易業に就いて隣国とビジネスを行うことも物理的に可能です。

福井で韓国人の合同就職説明会を行う意図

単なる人材不足を解決するためではない

今回の合同就職説明会には合計30名の求職者を韓国国内で事前選抜をしたうえで、招聘しています。求職者の渡航費用はほぼ当社が負担しています。出展企業は10社。その他ご契約企業やご関心をいただいた企業まで含めると15社に上ります。そこまでして、このイベントを実施することにしたのは、明確な理由があります。その1つは、単なる人材不足を補填するための人材ではないことを、会場で体感してもらうことにあります。

会場に来た、韓国人人材には「福井に来て外貨を稼ぐ」ことのミッションをあらかじめ伝えています。単なる労働力ではないぞ、インバウンド事業をゼロから立ち上げパイオニアになれるか?企業の海外営業マンとして他国へ渡航して商品販売をするか?などを考え、自分自身ができると判断した人材がやってきています。企業も求職者も日本の在留資格の趣旨に則った行動を取ることを重視して、会場に臨んでいます。

ましてや韓国の就職難を解決するためではない


従って、当社は「韓国の就職難を解決する」為にこのイベントをしているわけではありません。就職難を解決するという目的は主に韓国側の行政機関がテーマとして挙げてきますが、正直な所、そこに当社は興味がありません。そうではなく、日本語を長く学んできた韓国人人材に夢と希望を与え、かつ日本国内で外貨を稼げる人材に成長し、もって日本国内の各都市(特に地方都市)が永続的に国際ビジネスに対峙できるようにすることこそ、大きな目的なのです。

インバウンド事業なら「実績を出しやすい街」


インバウンド事業への取り組みが全国最下位であるなら、働く魅力はあるのか?と考える方もいると思います。最下位ということは、これ以上、順位が下がらないのですから、取り組めば取り組むだけ実績が出るようになるのです。昨年来訪した韓国人客が年10名だったホテルが年100名になれば「10倍にしました」と言えるわけです。東京や大阪で同じような実績づくりを、これらの若い韓国人バイリンガル人材が作ることができるでしょうか?福井には「実績づくりの伸びしろ」という魅力があります。ここに賛同した人材がきょう福井にやってきています。

福井新聞社が後援についていることの優位性

韓国の各大学は、卒業生の就職先や就職数にはこだわっています。しかしそれ以上に重要なことは「そもそもその人材が地域に求められているか?」、否か、を気にします。この証明になるのがメディアの取材でしょう。今回、内定を獲得し地元で働き、活躍をしているようになれば、新聞社での取材を促す予定です。紙面へ当該人材の取材記事が掲載された場合、最も喜ぶのは誰でしょうか?その人材の親御さん、そして恩師です。「受け入れられている」「役に立っている」「生き生きと仕事をしている」という雰囲気を伝えることで、新しい人材・新しい顧客が韓国からやってくる可能性が一気に高まります。

採用する企業が増えれば、あるタイミングから「福井県の企業」が韓国人人材をよく受け入れてくれるという、新しい価値を創造することも可能になるでしょう。ただし、そこには厳格な選考基準を常に設け、語学が堪能で福井の地元で一旗揚げたい、あるいは人様の役に立ちたいときちんと考える人材だけが、就職できるような流れを作っていく必要があります。妥協をせず、両国にとって価値ある人材だけに狙いを定めてマッチング精度を高めることが、きょうのイベントで実現できていると、ホスピタブルは感じています。

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