僕のビジネス論

抱負|2013年 事業方向性の創造

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いつもお世話になっている皆様へ

あけましておめでとうございます。
本年こそ、どうぞよろしくお願い申し上げます。

諸般の事情により本年は社より年賀状の配信を行わぬことといたしました。
当ブログならびに一部の方へのメール等にてなにとぞご容赦くださいませ。

昨年2012年は、当社にとってみれば創立以来もっとも厳しい1年でした。

会社を創立させて丸5年+半年が経過し、今まで以上に仕事の内容や

取り組み方、今後の事業方針を考えさせられる機会が多かった年でした。

それはなぜか?

他のお仕事に携わる方も少なからず心当たりはあると思いますが
当社はほかの皆様以上に、外部環境の影響をきわめて受けやすい
という特徴があります。

今までの事業の経緯の一挙手一投足はすべて経営者に責任がありますが
この事業判断を為すにあたり、そしてその先を見越した方針を作るにあたり
リスクマネジメントに対する未熟さを感じずにいられませんでした。

そもそもリスクの発生とは事業につきものであり
そのリスクを可視化し、それを見越して中期・長期に事業計画を立てて
仕事に臨むのは経営者である私の使命であります。

他方でどのようなリスクが今まであったのか?

その外部環境とは何か?改めて整理してみたいと思います。

なおここでいうリスクとは「不確実性、不安定性要因」と定義します。

さかのぼること5年前・・・

●2008年 まずはリーマンショック
2008

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これにより円高ウォン安が加速。瞬間的に韓国から日本への渡航客が減りました。
日本の各企業や自治体は、こういう一過性のニュースや傾向に左右されやすく
広告するのを止めよう、そこに資本投下するのを止めようという話になります。
以降説明するリスクすべて似たような傾向があります。

●2009年 政権交代
2009

 

 

 

 

 

 

これがなぜ?と思われますが、当時自民党が下野する危機の状態。
「悪いけど選挙の後にして」と商談を断られること2か月。
自民が下野するやなぜか仕事もなし崩しでなくなる。。。なんてもことも。

●2011年 東日本大震災&福島第一原子力発電所の事故
2011

 

 

 

 

 

 

さて、政権交代後、2010年はようやっと落ち着きを取り戻し、仕事も順調に進み
2011年2月には売上が上方修正できる見込みが立ち、平成23年の契約もいろいろ
見えていた矢先、、東日本大震災が発生。
海外客なんて言うに及ばず、国内の消費ムードも沈滞。。
国内が復活の兆しを見せたのが2011年冬。。
海外も同時期ごろから少しずつ復活の兆しを見せ、
平成24年こそは。。。というムードが出てきてよいよ実行しようか!という時期に。。。

●2012年 領土問題発生
2012

またもや日本側から自粛ムードが生まれ、計画していたり、実際い稼働していたりした
プロジェクトも停滞し、なし崩し的に消え去ったり。。。。 とまぁこんなことが相次ぎました。

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私たちは、この苦難を幾度も乗り越えるに当たり、
こだわってきたのは「自社商品の構築」です。

そしてその商品構築は、トライ&エラーを繰り返し、もその状態は続いています。
商品構築には「事業方向性の創造(ドメイン構築)」が不可欠です。

そしてドメイン構築にはWHOM(対象者)、HOW(手段)、WHAT(商品)を立てずに
達成することができません。

他方で上記3要素が見えたとしても、外部環境リスクにさらされた時点においても
相手方(顧客)が撤退しずらい(したくない)関係を構築しなければならない。。。
のです。

この「したくない」という思ってもらえるには、仕組みが古すぎてもダメであり、
我々ベンチャー企業が陥りがちですが「新しすぎても」ダメなようです。

特にBtoBで事業を行う場合で、かつ日本企業が対象となる場合、
新しいサービスや商品を「なんとなく、受け入れたくない」という「空気」を
感じることが本当に多いです。

2013年において、ホスピタブルは今まで取り組んできた事業、そして今まで投資して
開発してきた事業に対する軌道修正に着手しています。

商品構築をほぼ終え、2013年から全国に向けて、そして韓国市場に向けて
着実に公開してまいります。

これら立てた計画をどう履行するのか?その履行にどのような修正が必要なのか?
2013年は私たちにとってrestartの年と捉え、本年に臨み、
本年がより皆様に対してお役にたてる年となるべく邁進する所存です。

2013年 巳年吉日
代表取締役 松清 一平 拝

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