ラジオは何故面白くないのか?(6)

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さてきょうボクは日帰り出張で東京へ行って参りました。
本来の業務の話は、この際どうでもよかです。たいした仕事でもないので。。。
で、昼食を事前に約束をしてとることにしていたのです。
以前この日記で紹介しました、メンバーによる会食。⇒参照URL
場所は半蔵門の蕎麦屋「そば処羽前」。
ここにボクの以前の先輩であるTak氏、ラジオNIKKEIのWebmaster氏、某制作会社ディレクター
1丁目6番地さんの計4名にての会食。っていうか、いわゆるオフ会ってやつか?
でまぁ何を話したかといいますとですな。
各社ともというか、ラジオの制作現場・・・いやラジオ局全体が、今ものすごい制作力低下に
悩まされているようです。危機的ですな。
目前に迫るデジタル化や通信との競合・融合を睨みながら、ある経営者は設備投資に躍起になり
またある経営者は新規媒体への興味だけに飲み込まれ・・・
本業であるラジオ番組の「制作」。。。つまりコンテンツを制作するという重要な業務を怠ってるのです。
換言すると。。。
まさにきょう行った蕎麦屋が、厨房を大改造してオートメーション化に臨むためにテンテコマイになり
また一方でお持ち帰り商品やお歳暮商品作りに躍起になったばっかりに、肝心な蕎麦屋の味を
落としてしまっている。。。ってな感じですたい。 それって、単なるアホやろ。
蕎麦屋が自分の店の威信をかける際に、材料費落としたり、職人の数やギャラを減らさんやろ。

本来僕ら放送局の人間は「コンテンツ」を作り、価値を生ませ、売ることが本来の業務。
「夢」や「希望」、「楽しさ」や「喜び」を帰着点にしたモノヅクリをせにゃいかん。
もちろんこういう帰着点は、自動車メーカーやサービス業全般も同じはず。
でも各業界よりも上に立つコンテンツを作る誇りと使命がないといかんっちゃないとね?
それが既に死に体になってるわけです。
企画を募集するにあたり、しょっぱなから「収支計画を添えろ」と経営者が言うとこが増えた。
本来の発想は逆。まず企画。次にどうやったら収支を取れるかを全員で考えるべき。
この現状はウチにも当てはまる。
1社員が出した企画へ、いきなり責任をおっかぶせようとするから、誰も企画を出さない。
「提案者が損をする」という構図。今の僕自身もまさにそういう心境。
出せる企画はPCや頭の中に、山のようにある。けど出さない。絶対に。
責任回避し、一人に押し付けようとする今の管理職や経営陣の体質に辟易としてます。
故に今所属している会社での自己実現に、すっかり興味を失ってしまったのです。
で、そんな気持ちを持つ人が、ただいま全国の放送局にいっぱいいるんだなーぁと、
きょうの話で感じてしまったのです。やれやれ。
いっそのこと、企画に添える収支計画の借方に「支出:少ないよ」、貸方に「収入:いっぱいよ!」
とか書いちゃろーかいな?と思ったりしたこともあった。経営陣をコバカにした書き方をしてみたいもんだ。
とまぁ。こんな感じでべちゃくっていますと、お店の方から。。。
「そろそろ空けてもらっていいですか?」と。
時計を見るとおよそ1時間30分も蕎麦屋を占拠し、ラジオ談義で盛り上がってしまった。
傍から見ると、単なるオタクの集まりと思われてますからぁ・・・残念!


ちなみに。
話題で最も盛り上がったのは、昨日のlivedoorによるニッポン放送買収問題。
そういえば昨日のほりえもんは、会見で
「ラジオ・テレビ局がホームページに番組内容以外の情報を載せないのは大きな機会の損失。
ホームページがポータルなら、物販・金融のチャンスも増える」

と言ってた。
ボクに言わせれば、っていうか、全国の放送局・・・言われてやんの
恐らく各会社にはほりえもんが言った内容と同じ意見を進言した人間は何人もいるはず。
けど経営者は耳を貸さない。貸さなかった。また興味を持とうとしなかった人が多かった。
興味を持った人でも、「新規事業」つまりビジネス戦略として見出してなかった。
だから、決して上等なコンテンツをサイトに仕上げて世に送り出してない。
同時に社員ひとり一人にインターネットの重要性をきちんと教育できていない。
各局のアナウンサーが適当に書く日記を見れば一目瞭然。
内容は拙いし、ひどいのになると一年近く更新していない。
「めんどくせー」「仕事が増えた」と思ってる連中が多いそうな。やれやれ。
ボクの会社もホームページ=広報としか考えてないのが上層部。
自分たちの媒体こそ一番と思ってるとしか感じ取れない。
でも同じ意見を、ほりえもんに言われると経営者はビビる。資金力と行動力があるから。
腹立つぜ。まじで。数年前からプラン組んで、きちんとした業務としていれば
今頃は六本木ヒルズの連中と、もちっと深い話ができてたはず。
デジラジ・ネット・出版・・・何をやるにしても中途半端なのが、今の放送局かもしんないな。
まさに一昔前の金融界の護送船団方式を彷彿とさせる放送業界の現状。
崩壊も時間の問題やな。 ってな話で、蕎麦屋を後にしました。まだまだ、この話は尽きませんね。

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コメント

  1. 今日はどうもありがとうございました。日帰り出張もお疲れ様でした!
    いやあ、とっても刺激的で楽しかったです。(^^)
    まだお互いが知り合ってから10日とか2週間程度しか経っていない、しかもこれまではバーチャル(って死語?)だった、
    にも関わらず、これだけ濃い話がいきなり出来てしまったというのは一体何なのでしょうね???
    ひとつ、これからもよろしくお願いします。m(__)m
    取り急ぎ、御礼まで・・・。

  2. from半蔵門 より:

    みなさま、今日はお疲れ様でした。
    昨日のライブドアの話も、今日の蕎麦屋談義も、滅茶苦茶
    更新意欲をそそられる刺激的な話題だったんだけど…。
    取りあえず更新する時間が全くありません orz
    只今25:30.先ほどキャンペーンの打ち合わせが終わりました。
    で、明日は9時(普段の定時より1時間早い)から課外授業のワーキンググループ会議。
    18時から講師の先生と打ち合わせです。
    今月は何時間働けるかに挑戦しようと思います(泣
    でも、今日の1時間半は本当に楽しかった!
    また是非集まりましょう。刺激的な会話を交わしましょう。
    …出来れば改編の後で(号泣

  3. ちさりん より:

    ippeichanが放送界の改革しなきゃ!!
    若手のホープ(って年知らないし)の期待してます^^
    ひとの心を動かすようなものづくり してくださいね~

  4. オーツカ より:

    はじめまして。ラジオNIKKEIのWebmasterさんおブログからこちらにとんできました。ラジオマンのブログということでこれからも注目させてもらいます。個人的にネットラジオをしているのでラジオ界に注目していて、ライブドアの今回の動きも僕は何か新しいラジオを作ってるのではないかと期待しています。特に注目は全然されていませんが、ライブドアはネトラジというアマチュアラジオの集合体サイトも買収していますし、それと連携するのかなぁとも予想しています。ラジオマンの今回の騒動に対する本音が見えて面白かったです。では。

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