ラジオは何故面白くないのか?(7)

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本日は、以前1月に会ったことのある、福岡の某FM-A局、某FM-B局の現場の要である方、
これに加え、僕と、僕の会社にいるアナウンサー1名の4名で、ラジオ談義飲み会でした。
風邪気味が治らず、栄養のバランスがとれたものがよかったので幹事の特権で水炊きとしました。
さて。
まぁこのところの各社のラジオ事情の、いわゆる「ぶっちゃけトーク」となりまして。
実名・秘密バナシなどが出るわ出るわ。大変興味深い話で、あふれかえりました。
もちろんここに公表できないハナシばかりですので、勝手に想像してください。
といってもエロネタとか、内部告発ネタとか、そういうのではないです。
まぁその中で、ひときわマジメな顔になった話として、お互い唸りあったのは。。。
ラジオ番組のプロデューサーにとって、最も重要なことは、番組の「継続」である。とのこと。
かつて2年近くラジオ番組のプロデューサーをした僕としては、一気に体中に電気が走った。
「継続」と一言で言っても、「そんなもん、編成担当が改編で決めるっちゃろーもん!」と思われる
かもしれませんが、ここでいう継続とは、番組のカンバンの継続だけに留まりません。
何かと言うと「クォリティの継続」なのです。
まぁ人間の発想力なんざ、駆使しようものならば、だいたい10回分くらいのネタや企画は
出てくるものです。
ところが、この発想力にそのまま頼るとすると、週一の番組ならば3ヶ月弱分。
月~金の帯番組に至っては、たった2週間分の企画にしかならないのです。
その先に、以前と同じかもしくはそれ以上の企画を出し続け、リスナーを飽きさせない
放送を送り続けないといかんわけです。これは本当にきつい。
やる以上はコンセプトの追求や面白さの追求に固執するので、当然手間隙もかかりカネもかかる。
でもプロデューサーは、限られた予算と人員(能力を含む)、時間で良いものを作らんといかん。
当然スポンサーの力を借りることも多々あり、自分たちのコンセプトを貫きつつ、どうやったら
スポンサーメリットを出せるか?そしてスポンサー自体が僕らの番組を好きになってくれるか?
と悩みは尽きず・・・・
これがきつい。のですよ。ホント
で、一方でリスナーのリアクションと言うものは厳しいもので、仮に一回でも面白くなけりゃ、たちまち
放送を聴かなくなるのですよ。手抜き=死を意味するに等しいわけで。。。
いわば番組なんて、ひねると出てくる水道の水みたいなもので、常に一定のクォリティを保ちつつ
当たり前のように毎日出てくるような状態で「あり続けないといけない」わけです。
それがリスナーという人々にとって「当たり前の状態」でなければならないわけです。
このプレッシャーと、悩みというのは、真の部分において、残念ながら当の本人しかわからんものです。
営業担当・編成担当はもちろん、ある部分においては、しゃべり手にもわからない部分があります。
故にラジオのプロデューサーって、周りにいるすべての人間を敵に回してでも
番組クォリティの「維持」と「向上」に努めないといけないのです。損な役回りだなぁ。
そんな苦悩の吐露を、まさに他局のプロデューサーの口から出たのを聴き、ちょっと目が潤んだ。
番組のプロデューサーって2度やったら死ぬかもしれん。もうしたくないなぁ。というのが本音。


で、ちなみに。
その作り手の育成・しゃべり手の育成がやっぱり、なおざりになっているのが各局の悩み。
各FM局も、相変わらず「昔取った~」に頼っているのです。
5年後どうするの?がない。
FM局は「AMラジオのデジタル化」を結構怖がっている。
音質がよくなったら、果たして対抗できるか?と考えているみたい。
お互いの経営者はヒケヒケの状態でラジオの現状を維持しようとしているらしい。
誰も勝負にでない。誰も敵を作ってでも自己の思いを貫徹しようとしない。
そう考えたら。。。
ラジオの経営者よりもプロデューサーたちの方が、よっぽど腹括って仕事してねーか?と思ってしまう。

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コメント

  1. ちさりん より:

    クオリティーを保つって難しいよね~
    ippeichan大変な仕事してたんだ^^;
    リスナーのニーズだって 日々変わってくわけでしょ?
    ラジオって顔が見えないだけに 話してる人の表現力とセンスがものを言う!
    みたいなところあるよね~  顔が見えないからこそ
    かっこいい人 想像しちゃってりもするんだけど・・・

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