身の上バナシ

映画レビュー|スウィングガールズ 染み入るJAZZ

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先日、どうでもいいきっかけだったけど、「スウィングガールズ」という映画を見てしまった。

スウィングガールズ スタンダード・エディション
上野樹里 矢口史靖 貫地谷しほり 本仮屋ユイカ
東宝 2005-03-25
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まぁこの映画の概要というかあらすじみたいなものは、だいたいの方がご存知でしょう。
山形の女子高生が、初めて楽器さ触って、「ジャズやるべ」って言って、
どうちゃらこうちゃら、なんちゃらかんちゃら、いろいろあって、最後はお披露目して
みんなの前で盛り上がるというサクセスストーリーですな。
見る前から、ストーリーがどうなるかなどは、十分見えており、別に特段カネ払って見るような
映画じゃないなと、正直公開前からずーっと思っておりました。
実際にリアルな取材として、人々が苦労して苦労して、最後に成功する・・・みたいなネタっちゅうのを
自分自身も経験したことがあり、その内容に感動する一方で、構成は結構単純なので
先が見える企画でもあるわけですよ。アメリカの映画でも「愛と青春の旅立ち」や「トップガン」以来
この手のやつを見た記憶がとんとないとです。
で、スウィングガールズの話。
途中で出てくるジャズナンバーは、非常によかった。改めて聞いて、ジーンとした感じ。
メジャーどころですが、シング・シング・シング、ムーンライトセレナーデ、インザムード、
A列車で行こうなどなどガンガンとライブで流れる音を聴くと、
映画の内容なんかどうでもよく、単純に聞き入ってしまいました。
まぁそうこうしているうちに、映画が終わる。
スタッフロールが流れている時、なぜか。。。恥ずかしながら。。。
涙が出てきたのでした。別になんという理由もないのに。

ラストでかかっていたのは、ナット・キングコールの「L-O-V-E」という曲。
ご存知ない方は、かつて浜崎あゆみがサンタの格好で缶コーヒーBOSSのCMをしてたときに
彼女が歌っていた曲を思い出してください。
あの原曲です。
はっきりいって映画の内容としてのサクセスストーリーに感動したわけでもなく
ほかの事を考えていたわけでもなく。
連発して流れるジャズのナンバーに、ただ単純に感動してしまったようです。
やれやれ。
年をとったものだ。しかし思うのは、それだけ音楽の力は強いということやな。

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コメント

  1. yoko より:

    今日は近所の喫茶店で行われるピアノJAZZコンサートいってきます。
    小さなお店のため、観客の目の前で演奏されます。
    好きなドリンクとともに 好きな席で過ごせるHAPPY TIME!
    終了後は 演奏したばかりの 手と握手したり 挨拶したり。
    (ちょっと 言葉が通じない場合もありますが)

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