福岡あれこれ

渇水

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なんじゃかんじゃとあった沖縄の話は、またおいおい。
で、沖縄にいるときから、変だなぁと思い、福岡に帰ってきて、やっぱり変だと思ったことがある。
沖縄より福岡の方が暑い!
どないなってんねん?!
着いた瞬間からそれを感じ、きょうも気温は30度を突破。
でもって、心配されているのは渇水。貯水率がだんだん低下してる。
最近は福岡に住む人の中に他県出身者が多いので、忘れ去られているのですが
福岡といえば渇水経験の代名詞のような町。
どうしようもないほどの渇水が訪れたのは、忘れもしない1978年のこと。
僕が小学校2年生のときです。
プールの授業は中止。連日、児童は学校に「麦茶」を持ってきていた。
なにせ水が出ないから。脱水症状にでもなったら、死に至るからね。
授業が早く終ることもしょっちゅう。だって給水車が来ているときに
水を家族総出で汲みに行かないといかんから。家の中は水がめだらけ。
トイレも、自分の体の中に貯めて貯めて実施しなければならない。
男性の「小」なんか、みーんな外でしてたんじゃないかな?
もともと日本は「水が豊か」という錯覚がございます。でもこれは大きな間違いです。
数年前に読んだ本。。。名前が思いだせん。によると。
降水量÷人口= この式で出される「ひとりあたりの水の量」で考えると、
日本の水の量っちゅうのは、かなり少ないそうでっせ。
故に日ごろから日本人は省エネや温暖化現象を気にしながら、一方で「節水」についても
年間を通じ心がけなければならないのだそうですよ。
こんな状態になっても、日曜日にもなると、洗車に命をかけている人でいっぱいですけど。
幼いころに体験した、渇水というキツい体験。今からもう27年も前の話ですよ。
よくよく考えたら、僕の長男はいま小学校2年生。彼が今年もしも渇水を体験することになると。。。
人間っちゅうのは、本当に学ぶことのできん動物であり、根本的な発展をしない動物なのかなぁ
と思ってしまうのかいな?渇水への対策は27年前とおんなじかな??
やれやれ。

ちなみに。
福岡市内のプールで唯一、渇水中でもオープンしていたプールがあった。
そこは海水を淡水化して水を得ているから。
整理券をもらって、中に入ると、とても泳げなかった。
まさに水風呂に入りに行っているようなもの。
そんな記憶が明確に残っています。
海水を淡水化するのなんて、素人目からすれば、簡単そうですけどねぇ。
技術とコストがかかるのですよ。。。これがまた。。
さて、雨乞いでもしますかね。

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