福岡あれこれ

調合の妙技

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あす、福岡では師走の名物 福岡国際マラソンが行われます。
今年で58回を数える、歴史ある大会でして、現在はボクが勤める会社も主催になっとります。

ってなわけで、当然のことながら国際マラソン(通称:国マラ)の仕事を何らかの形で
かかわることになるわけですたい。
で、今までだったらボクの場合、テレビやらラジオの制作現場にいましたので
番組のディレクターだったり、助っ人だったりを寒空の下しておりました。
ところが。今年は事務方に回りましたので、かなり面白い仕事がいっぱいです。
中でもきょうの仕事は・・・
「スポーツドリンクの調合」 ?なんじゃそりゃ?? と思いましたがね。

要は、マラソン選手が各給水ポイントで使うスポーツドリンクを選手用に調合するわけです。
って別に、変なものを混ぜるのではなく、市販のスポーツドリンクが「濃すぎる」ので薄めて
再度ペットボトルに詰める・・・ただそれだけです。
調合比率は、スポーツドリンク1に対し 水2。 これを一旦全部混ぜ合わせ、
再度、漏斗(じょうご)を使って各ペットボトルに詰めるのです。
まぁ言ってみれば、極めて単純な作業ですよね。
ヒサビサに大学生のバイトに戻った気分で仕事に臨みました。

で、問題は数。
調合したスポーツドリンクは500ccのペットボトルで、なんと

1,600本! も作らんといかんげな。 やれやれ。
結局3時間30分かかって、作業終了。お疲れ様でした。
で、これらスポーツドリンクは、各給水ポイントで半分以上がこぼれ、
残りのうちの少しが各選手の喉を潤し、残りは体にかけられる・・・と。
まぁ、仕事なんてそんなもんやなぁ。

で。
またもや身内の恥ネタ。

みなさん、これが何かご存知ですよね。
漏斗(じょうご)です。
ウチの部下である、若手の女性。パッケージされている漏斗に「ジョーゴ」と書かれてるのを見て、
「へー、これって『ジョーゴ』って言うんですかぁ。初めて知った。」
室内全員が、ギョッとしたのは当然。
「今までこれを何と呼んでいたの?」と問うと・・・
「いや、何か、ほら、『入れるヤツ』みたいな・・・そんな感じでぇ・・・」
こいつと争って面接で落とされた、当時の大学生は皆、怒るだろうなぁ。
日本語で商売する僕らの中に、語彙力がない奴が混じってんだもんな。まさに玉石混交。
・・・いや、「漏斗」って言葉は「語彙力」のレベルじゃないな。
本人の向学心とか家庭の躾とか、そんなレベルじゃねーか?ひょっとして。やれやれ。疲れた。

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