年金基金のお話

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さて、きょうの出来事ですが、
会社が加入している年金基金の予定利率改定の説明会がございました。
従来きめていた利率を維持できないことを理由にパーセンテージを下げることや、
事業者負担を増やすことなどが概要です。
まぁそもそも年金基金が存在していること自体が、ものすごーくありがたい話。
イマドキ3階建ての年金を持っている一般企業なんてそうそうないもんなぁ。
65歳支給になる厚生年金とはウラハラに、基金は60歳支給。ツナギ資金にもなるのです。
でも、その質疑応答の中では、資産運用に失敗して入ることへの風当たりや
責任追及、さらには今後の利回りの保証はないのか?といった、かなり乱暴な意見が出ました。
加入者から・・・。
自分が加入している個人年金の利回りが3%ちょっとだし、他の資産運用を考えるだけでも
正直言って疲れるし、このままで大いに結構なんだけどなぁ。
年金制度のあらましは、以前にも少しお話しましたが、そもそもの話を理解していない人が多い。
そもそもの話とは・・・。
「老後にいくらカネがかかるか?」ということ。
単純な試算だと、「余裕ある生活環境を守る」には、独居だと一人37万円/月。
夫婦だと48万円/月。だそうな。 (FPで拾ったデータによります)
とすると。
仮に60歳で定年して、65歳から年金支給となると・・・・
独身の方:37万×12ヶ月×5年=22,200,000円 
夫婦の方:48万×12ヶ月×5年=28,800,000円
・・・と、こげんかかるわけです。
つまり。
何にも老後のことをケアーしてなかったら、「退職金は年金支給前にホボ消える」のです。
あくまでも「仮に退職金が今の制度どおりに出る」ことが前提ですけどね。
ちょっと怖くないですか?
皆さん、老後のための資金を蓄えていますか?対策をとっていますか?
40歳~50歳となると、意外といろんなことにカネがかかります。
若いうちからコツコツカネを貯めることと、年金をはじめとする老後の金銭事情に
関心を持つことが大事ですね。
自分自身の今後の生活がどうなるか?
その視点をまず持って年金問題を勉強した方が賢明ですよ。


ちなみに。。。
老後のことを考えると、大事なのは保障です。
つまり「生命保険」。
それも「死亡保障」ではありません。生きるための保険に関心を持ちましょう。
個人年金・医療保険・・・ このあたりにきちんと加入していますか?
このあたりが結構重要になったりするんだよなぁ。
また近いうちにこのあたりの詳しい話を。
どうでもいいけど、老後の話をすると、気分が暗くなるなぁ・・・。

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