皺寄せの一筆啓上・・・

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幸せじゃなくて皺寄せの話。なんともやるせない。
実は休暇をとっての旅行にもかかわらず、パソコンとプリンターを持っていきました。
もちろん持ち運びできるタイプね。一瞬、ボクがデスクトップのPCとでっかいプリンターを
抱えて移動している姿を想像した人がいたら、想像力が豊か過ぎます。
そんなもんを持って何をしてたかというと、一番のお仕事は「年賀状の作成」でした。
福岡を離れる段階で、住所録の整理やデザイン、印刷などなど何一つしてなかったのです。
ということもあり、年賀状の束とPC一式を持っての旅程となったのです。
別によそから出したからって、年賀状には反映されませんけどね。
さて、印刷だけでは味気ないので、それぞれの方の顔を思い浮かべながら一言ずつ
言葉を添えていたのですが、ある瞬間からものすごくつらい気持ちになったのです。
それは。。。
書く人、書く人(特に社内の現場正社員)に書き添える言葉がどうしても
「健康第一」「体を大切に」「ご自愛を・・・」といったものばかりになるのです。
いろいろ楽しいことを書きてーなーと思っていたのが、だんだん書けないわけです。
ひとえにそれぞれの方が異常に働いており、ふっとその人の表情を思い浮かべても
青ざめた顔やクマでいっぱいの目や、眠そうな表情しか出てこないのです。
これってまさにリストラの皺寄せを食っている年代の象徴的な姿。
従業員の数が加速度的に減り、残った人間に次々と負担が襲う。。。
一人にかかる負担が増えている。。。今勤める会社の内情って、そんな図式です。
ボクの勤める会社には、このリストラを直接食らっていない社員もいます。
別に何の仕事もしていないのに、社員として存在する、いわゆる「給料泥棒」のこと。
こういった方々へ年賀状を出すわけもなく、ただたまに顔が思い出されるとひたすら
腹立たしいだけなのね。
過労気味の人の存在の多くが、そこに原因があるのでは・・・って思ってしまう。
いわゆる給料泥棒は、一般社員の老若男女から果ては経営陣の中にもいるはず。
まさに過労と怠け者という二重構造の玉石混交状態。
年々、健康状態を憂う言葉を書き添える人が増えるのかなぁと思うと、
だんだん目の前がずーんと暗くなってしまいます。
明るくのびのびと、まさに一年の計を元旦に決することができるような
年賀状を書いてみたいもんだなぁ。


ちなみに、同じく年賀状って会社の仕事を通じてお世話になった方々にも
お送りしています。やっぱり社外の方々へ書く年賀状の方が、一筆も楽しくなります。
日ごろのお付き合いの甲斐あって、建前の挨拶は抜きに、2人だけしかわからない・・・
そんな面白い話を書けるからですね。
それこそが本来の姿なのかもしれませんね。
お互いの健康を気遣うなんて、ある意味異常な光景かもしれない。
子どものころみたいに、
「お餅の食べすぎに注意!」とか書いてみたいもんだ。洒落で誰かに書いてみるかな?

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コメント

  1. junkof より:

    ドラッグストアさん、だいじょうぶですか?タイやプーケットのあたりでは、大変な津波の被害でした。今、どこですか?とりあえず、大丈夫でしょうね。心配になってしまいました。ご無事を祈っています。

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