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奪われたお株

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マスコミを就職する際に、ジャーナリストを目指す大学生って
「取材の深さと論なら新聞」「速報性ならばテレビ」と言う特徴を掲げて
面接に臨んでいる人がほとんどです。
確かに今までは、各媒体は自らの強みを強調し、
世論を動かしてきたのは事実でしょう。
ところが。
最近は、その傾向も大幅に変わってきたと言えます。
特に著しいのが「風刺」としての媒体。
元来、「風刺」の中でも最も痛烈だったのは「政治ネタ」。
政治の風刺と言えば、新聞の1コマ漫画や、テレビラジオで出てくる
漫才・落語や替え歌、人形劇やインタビューモノなどなど。
上げだすとキリがありません。
小学生の頃でも、政治の中味は知らないくせに
田中角栄や福田赳雄、大平正芳などの口調を真似してたものです。
「まっ、このー」みたいなのね。
こういう風刺が、今インターネットにお株を奪われています。
1月末に報道ステーションやサンデーモーニング、とくだねなどで
相次いで紹介されたのが、アメリカのアイロニー満載サイト。

JIBJAB
この中に、FLASHで作成された超くだらない風刺アニメ
「SECOND TERM」(第2期) つまりブッシュの再選。

♪Yes, I’m comin’ back to serve a second term.
(いえーい、再選しちゃったよーん!)
♪This time I won the national elec-she-un!
(またまた、選挙で勝っちまったよーん!)

と、小ばかにしまくっとる。詳しくは、このサイトをまずご覧下さい。
サイト内の「SECOND TERM」をクリックすると動画が始まります。
んで、 Click Here To See The Lyrics! をクリックすると
歌詞が書かれています。これを読みながら聴くとなるほどと
うなずけるかと思います。
内容も然ることながら、今回の注目点はこのサイトのこの作品を
東京の各マスコミが紹介した点です。
まさに媒体としての役割が逆転した瞬間だと思います。
いわゆる2chのような「書きなぐり便所の落書き」的な風刺とはことなり
丁寧かつ綿密に制作された風刺が世に定期的に出ているわけですよ。
すでに8000万件のヒットを数えているそうで。
こういう賢いギャグを作れるノウハウがマスコミから離れてきていることに
なんかなし、危機感を感じてしまうわけですよ。
海の向こうのハナシではあるものの、日本でこんな優秀なサイトが生まれるのも
時間の問題ではないか。。。。とね。

ちなみに。
このSECOND TERMに限ったことではなく、数々の作品を
ずーっと見ていくと、クリントンネタが結構多い。
しかも女性ネタばかり。
笑える。政治風刺で最もウケを取れるのは、やはり女性ネタなのか?
となると、日本の首相で最もウケを狙えるのは、
「宇野 宗佑さん」しかいないだろうなぁ。
まずはパクリからスタートしてもいいから、ネタを見てみたいもんだ。

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コメント

  1. kanchin より:

    http://www.nook.co.jp/bakushin/main/index.html
    「爆笑新聞」
    いっぺいさーん
    ありますよ
    ここもフラッシュ形式で配信しているんですが
    なかなかの風刺でたまに見ると笑えます。

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