身の上バナシ

東京

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出張で久々に東京へ来た。
最近はご多分に漏れず会社もビンボーなため
出張はもっぱら日帰りとなる。
だとしたら普通は、極力楽なスケジュールで
日帰り出張を楽しむところだがボクの場合は考え方が逆。
むしろ朝イチ便で出張し、最終便で帰る覚悟で
東京行きに臨むわけで。
もちろん仕事として成立すれば、その出勤分のサラリーを会社に請求する。

で、今回はたまたま午前中からアポイントを取ることが
できたので、希望通り朝イチ便で福岡を発った。
しっかし、長ーい一日ですな。東京での出張っちゅうのは毎度のこと。
お前が勝手にそういうスケジュールにしとるんやろ!?
と言われれば、「はいそのとおりでちゅ!」と言うしかない。
では、なぜそうするか?
それは福岡にいたのでは、決して知ることができない
「人から得られる『情報』」があるから。
各業界の最新事情や悩み、果ては移動中の電車や駅で見られる
数々の広告媒体、それぞれの会社にお邪魔する際に見ることができる
そのオフィスのつくりや、セキュリティ、ホスピタリティなどなど。
福岡の会社なんぞ、とても太刀打ちできないほど、質も量も
充実している。こういった情報を得ることができる日こそ、自分にとって
最大のチャンス。
こういう機会を逃すと、自分は一生「井の中の蛙」になるのでは・・・
と、危機感すら持ってしまう。
きょう一日だけでも本当に数多くの人に会った。
んで、予想しない出会いや予定変更が発生する。
ちなみに2004年6月25日の東京出張では、幸いなことに
仕事の悩みについて、親身に相談に乗ってくれる友人とつぎつぎ話す機会ができたので
盛り上がって時間が延び延びになってしまった。

現在、時は20時20分、場所は大手町のアイリッシュパブ。 最終便を逃してしまった。
そんなことを気にしなくてよいほど、話が面白く、情報も多い。
新しい知り合いにも会わせてくれそう。
ってなわけで、きょうは東京に泊まることになりました。
やれやれ。
と、言いながらも僕は毎回東京出張では航空券はプロパーチケットを買う。
いつでも変更が効くように・・・。
こういう「出張の中身の重要性」を理解しない上司ほど
「安い航空券で精算しろ」というものです。たかだか1万円ちょっとの差額を
払うことで、得がたい情報や、天候・その他仕事の事情による予定変更への
リスクヘッジが効くわけで・・・。だったらプロパーで買う人間を責めるどころか
褒められていいくらい。
まぁ仕事への価値観と、部下への信頼が、とどのつまり喧嘩になるか
賛同になるか決まるわけでして。
この4月からボクの上司は新しい人。で、その人の前で出張するのも今回が初めて。
来週精算したら、どんな顔するかなぁ。

東京はとにかく、来るたびにオドロキが多い街。
それは田舎者の憧れでも、中小企業の卑屈でもない。本当にそう思うことで一杯。
この街だけを見ていると、日本の景気は冷えきっていないように見える。
広告も町にあふれ、人の購買意欲も増してきている雰囲気を感じる。
でもどんだけ経済的に潤った自治体でも、所詮は47都道府県の1つ。
やはり日本全体や、各地域・地方を冷静に見て分析する目も同時に持たないと
本当の意味で「日本」を語るのは難しいなぁと思ったわけです。
そう考えると、今の福岡ってどうなんだろうなぁ。
今の九州はどうなんだろう? 今のアジアはどうなんだろう????
その答えは僕らが出さんといかんな。

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コメント

  1. さとっち より:

    東京はゴージャスですよね。催しにしろ広告にしろ施設にしろ・・・
    でも福岡のほうが経済的に豊かに暮らせそうです。
    実際上京した友達も「東京は高いから」と言ってわざわざ地元で服を買いだめしているし、街中を歩いていてもおしゃれな格好をしている人は少数です。
    南千住を見た影響もありますが、貧富の差を感じます。
    アメリカのように貧富の差が拡大してスラムとかができたら嫌です。
    その点福岡はいいですね。これで文化の先端が集まってくれば本当に熱い街になると思います☆
    いつか東京をやっつけたいとまでは言いませんが、東京に集中している文化や経済を地方に引き寄せたいです。そのほうが東京の人にとっても地方の人にとってもいい暮らしができるんじゃないかと思います。

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