ネットが作るマスコミ

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ネット新聞世界進出も視野/ソフトバンク孫社長[2006.02.22]
 ソフトバンクの孫正義社長は22日、同社が韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」と
提携して「オーマイニュース日本版」を創刊することについて、
「(将来的には)全世界に広げたい」と語り、ネット新聞の世界進出を視野に入れていることを
明らかにした。都内で記者団に語った。(日刊スポーツ)

あまり注目されてる様子はないけど、こんなニュースが出た。
僕の記憶ではテレビでも新聞でも出ていないような気がするな、このニュース。
オーマイニュースって、実名記載のネット新聞で、韓国ではSNSのサイワールド同様
広く一般の方々に浸透しているコンテンツです。
これと同じものねぇ。うーむ。
確かに試みとしては面白いのですけど、果たしてできるのかどうか?この日本で。
実名を名乗ることを受け入れるか?
その信憑性をどう捉えるか?などなど問題はまだ存在します。
とはいえ。
実は、ウェブ進化論の著者、梅田 望夫氏が著書内で語っている一節と同じ現象が
既に起こってるのが今回のお話。
彼は「ある程度のユルさのある情報で事足りる世の中」を示唆しているわけで
その典型がウィキペディアみたいな、「ネットユーザーで紡ぎだす知」なのです。
ちょっと怖い気もするんだけどなぁ。


唯一怖いのは、これが国民扇動に使われないか?
という心配。
新聞がネットに変わっただけで、情報操作なんかいくらでもできる。
万が一、多数が同じ意見にシフトして過激に働くと怖い。
ナショナリズム台頭のために国がウラで利用しかねん恐れもある。
まぁだけど、このネット社会のおかげでだんだん多くの方々が
「情報を疑う」ようになり、「ウラをとる」ようになった。
これっていいこと。
だから、マスコミが飽きられて、こういう動きが台頭するのかなぁ。
やっぱり既存メディアのせいかもな。

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コメント

  1. naka より:

     最後の1行ですな

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