藤野先生

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「藤野先生」と聞いて、わかる人がどのくらいいるでしょう?
僕は、ホント偶然ですが大学時代に読んだからこそ、わかったのです。


「藤野先生」とは阿Q正伝を書いた、魯迅の代表作のひとつです。

実は先日、中国関係に強い、永池克明先生と一献交わした際に
突如この「藤野先生」の話になったのです。

あらすじを話すと…

「収められている「藤野先生」は、魯迅の仙台医学専門学校(現東北大医学部)
留学時代のことを扱っている。(中略)魯迅は自分が出会ったもっとも偉大な師で
あると述べている。中国に帰っても、その惜別の念をこめて藤野先生がくれた写真を
見るたびに、良心と勇気が甦ったという。いかに魯迅の敬愛の念が深いもので
あったかがうかがえよう。 (魯迅のランキングより抜粋)

このあらすじを見てもわかるように、当時弱小の国(と魯迅自らが言っていた)中国から
赴いた一留学生に、ここまで親身に接してくれた先生はいなかった。という思いと感謝が
延々とつづられているのです。

ふるさとを離れて、遠い異国で物事を学ぶ人にとって、不安はさまざまなところから
出てくるものです。そんな状況において、真摯にお世話をする人…つまりメンターですな。

この存在は本当に大きいことでしょうね。

さて、このとき僕に「藤野先生」の話をしてくれたN先生がこういいました。

「『藤野先生』のことは、中国人なら誰でも知っていますよ。」と
なぜなんでしょうか??僕は今回初めて知ったことがあります。

実はこの「藤野先生」、中国の中学校の教科書に必録の教材だそうで、
どの教科書にも絶対に載っているそうな。

藤野先生が添削した魯迅のノートも、中国で国宝にあたる扱いを受けているそうで、
中国における反日教育の権化、江沢民も来日した際には、魯迅が講義を受けていた
机に感慨深げに坐ったそうです。
つまり。

中国人は「親身に接してくれた尊敬すべき人間」を教科書で紹介し、それがたまたま
日本人だったことを、中国は国を挙げて伝えているのです。

これは驚きでした。本当にびっくりしました。

ちょっとした習慣の違いや、言動・行動でその「国」を否定する、非難するのは
やはり愚かなことなんでしょうね。非難されるべきは「人」なんでしょう。

本や新聞程度しかマスメディアがない時代でも、紹介された国境を越えた人間像。
ネット全盛期の今であっても、こうやって初めて知る人間像。

15年前に読んだ本の真実を、ようやっと初めて知った僕には汗顔の至りでした。
この瞬間は…。

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コメント

  1. きょ090 5447 2188かき より:

    藤野先生中描いた事はもう100年も前の事だけど、
    でも、今よんでも、とても感動です、鲁迅と藤野先生の絆本当に深い、羨ましい、何故か、私もあの
    時代に行きたいぐらいと言う気持ちです、私も藤野さんの学生となりたいの気分デス、本当に藤野先生は素晴らしいひとです、尊敬です!

  2. きょ かき より:

    藤野先生大好き!

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