カリフォルニアからのお便り(九州大学カルフォリニアオフィス所長 松尾正人先生)

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といっても、別にホスピタブルのオフィスの話じゃない。

僕が独立するに至る知識や思いを伝道してくださったひとりである
松尾先生から、便りが届いた。
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(写真最右の方が九州大学カルフォリニアオフィス所長 松尾正人先生)

まぁお便りの対象は大学生にだが、そこになかなか読み応えがあり、かつかなりの
危機感をおぼえるものがあったので、この場を借りて一部転載することにしました。

●外から見た日本は危機的状況にある
今日本を外から見ると極めて危機的な状況にあると私どもは認識しています。
日本の中にいるとあまり強く感じないかもしれないし、特に福岡にいるとその感覚が
希薄のように思います。

日本国は、世界の先進国の中で唯一GDPがフラットか
下がっている国であり、国の借金のGDP比は世界でも群を抜いて高く、
エネルギーの96%、食料の60%を輸入に頼り、輸出と輸入の金額は極めて
接近してきており、人口が減少している上に、高年者比率が年々高くなっています。

1980年代後半以降これといって新しいイノベーションが起こっていないことも気になります。
資源のない日本が生き残るためには人材育成とイノベーションが絶対に必要だと思います。

●若者達は何を?
その中で若者達は何を考えているのだろう。統計を見ると、留学する学生の数は
ここ10年間8万人台でフラットだし、スタンフォードやハーバードの日本人留学生は
著しく減少している。

 

海部美知がその著書「パラダイス鎖国」で解析しているように、
日本はすっかり豊かになり、暮らしやすくなったため、日本人、特に若者は海外に
あまり興味を持たなくなった。シリコンバレーで他のアジアの若者たちのアグレッシブな
生き方を見ていると、彼らに日本の若者はどうやって対抗していけるのだろうと大変
心配になります。

アジアでは頭脳循環でアメリカで教育を受けた若者が重用されて
どんどん自国に帰っている現象が見られます。日本はもっとグローバルな世界で
勝負できるマルチファンクションの人材を育てなければならないことは明白です。

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松尾先生は修猷館高校の大先輩でもあり、もちろん福岡出身であります。

松尾先生と直接お会いしたのは、QREPに参加した2006年3月。
カリフォルニアのシリコンバレーで、アントレプレナーシップを叩き込まれ、
そのきっかけこそあって、今の私があると思っています。

元祖長浜屋の近所で生まれ育ったそんな松尾先生が、
これだけの危惧を日々感じて
生きておられるのが、なんともつらくなります。

僕も気づいたら40歳前となり、若者がどーちゃらこーちゃらと言うような
年齢になりつつあります。もちろん鼻垂れですけど、社会人的には。。。。

実は再来週に福岡に来られます。そのときにもう少々深く話したいなぁと
感じた次第でした。

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