僕のビジネス論

なぜ僕はQBS 九州大学ビジネススクール に通ったのか?

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今年の春に修了した九州大学経済学府産業マネジメント専攻。通称QBSと申します。まもなく来期の募集が始まります。幸いなことに、今年は今まで以上に僕個人への問い合わせも多く受験者総数が増えそうな予感がしています。よかった。

 

で、その際にやはりよく尋ねられることがあります。「ippeichanは何故QBSに通ったのでしょうか?」と。独り身になってヒマだったから、と冗談めかしく以前は言っていましたが真面目に相談される方に、こんなアホな回答をしては相談された方にも学んだ先生方にも失礼なので、僕のブログにきっかけや理由を書くことにしました。といっても大した話じゃありませんが。。。。

 

オットー・フォン・ビスマルク(1897-1975)

ドイツの宰相ビスマルクの言に…

 

「愚者は経験から学び、賢者は歴史に学ぶ」

 

っちゅうのがあります。僕はこの「歴史」が名と姿かたちを変えたものが理論であり学問でありと踏んでいました。このブログでも明かしているとおり、僕は放送業界にトータル13年間勤めておりました。その間、番組制作が9年。残りの4年で初めて営業という仕事や、普通の方が仕事で行う「発注」や「受注」「納品」「請求」といった業務を行ったわけです。

 

つまり20歳代は社会人じゃなかったわけです。単純にカテゴライズすると。10年ほど経ってから、自分の高校時代・大学時代の同級生と話をしたとき話の内容についていけないことが増えたことに気づきました。それは社会人でない大人がひとりそこにいることを意味します。これには焦りました。本当に危機感を持ったのです。

 

決算書なんて全くもって読めず、それ以前に○○○○書か表かしらんけど何種類かあったなぁ~くらいのことしか知らなかったのです。03年、独りさびしく、とある専門学校にこっそり通いました。習って取った資格は「簿記三級」。周りには商業高校の女子高生がいっぱい。30歳代の男性は僕だけでした。

 

そこで初めて仕訳を知り、勘定科目を知り、損益計算書を知り、貸借対照表を知り、引当金だ資本金だ営業利益だ経常利益だ当期純利益を知ったのでした。本当に何も知らない、井の中の蛙だなぁとショックを覚えつつ、簿記三級に合格したときに、ちょっと大人になった気分に浸ったのを覚えています。

 

でも経理事務をするために簿記を学んだのではない。つまりはこの会計の考え方を「使いこなせる」ことが大事なのでは?そこから派生して、「ビジネスにおける経験がない分野は知識と理論を通じ『考える基礎体力を持つ』ことが大事?」と思ったのです。

 

ビジネスも基礎トレーニングが、やはり重要

 

またさらに派生すると…「今まで放送局でやった仕事を理論で裏づけすることも大事?」と考えたわけです。やってきたこと、やっていること、やろうとしていること。。。。過去・現在・未来を他人に説明できる人間になるため最短の方法は総合的理論を学びそれを活用できる体と頭をに自らを鍛え上げるしかない…そう思ったのです。それが入学試験を受けようと思ったきっかけです。

 

QBSで人脈を得られるなんて知りませんでした。周りは天才君ばかりしかいなくて、きっと邪険に扱われるのでは?と思っていました、今だから言いますが。。。最初の2ヶ月くらいは、ほとんど誰とも話しませんでした。話すとバカがばれると思い、必死でした。でも。

 

自分自身が死ぬ気になって学習すると、周りが助けてくれるもんだなぁと感じ出したのが8月ごろだったでしょうか?大学院生になることって、実は結構刺激がありました。これから受験をお考えの方、自身に不足している部分の筋力を養うには最適の場ですので、ぜひ積極的に関わってください。

 

ただ、アドバイスとして言えることは。。理論だけでは、所詮何もできません。ということ。勉強虫になってもそれは画餅。使いこなし試してナンボです。そして自らの持つ商材を自らで交渉して売り、売上を立てて初めて理論は実証されます。セールスという行動は自分自身でやるしかありません。

 

そして残念ながらセールスを教える科目はありません。これは他のMBAコースにも、まずないはずです。もちろんハーバードなどでは、営業力に関する研究と教育を進める動きはありますが、そこらへんはマダマダこれからでしょう。2年間のビリーズブートキャンプみたいなもんです。どうですか?お考えの方は募集要項をダウンロードしてくださいね。

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コメント

  1. tama より:

    私はローカル局に勤務するもので、現状に対する不安と自分の知識不足から、QBSの受験を希望しています。ついては受験についてお話をお聞きできればと思います。ぶしつけなお願いで恐縮ですが、ご連絡をお願いできればありがたいのですが。よろしくお願いいたします。

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