社長哲学

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「社長哲学」などと言っても、偉そうな話ではありません。
その昔、このようなタイトルの漫才があったのをご存知でしょうか?
松鶴家光晴・浮世亭夢若(しょかくやこうせい・うきよていゆめわか)師匠の名作です。
実は先日の東京出張の帰りがけに、ANAに乗ってふっと落語チャンネルを見たところ
この名作が放送されておりました。びっくり。
しかもナビゲーターは以前番組制作でご一緒した神田紅先生だったから、これまたびっくり。
社長哲学は、高度経済成長期における会社の社長さんが、賃上げを要求する
一社員を上手に諭す(!?)というか、言いくるめるテンポのよい漫才です。
以前からこのネタは知っていたのですが、今回ヒサビサに聞く機会があったので
メモって来ました!
社長がまず「1年を閏を入れて366日として、君の1日の勤務時間は?」と尋ねる。
「8時間です」と答えると社長は…
「ということは、1日の3分の1を働いていることなるなぁ。
 なら君は年366日の3分の1、122日しか働いてないのか!?」
社長は「休んだもんは引かんといかん。君、引きたまへ。」と言う。
「日曜は52日ある。君、引きたまへ。」「土曜は半ドンじゃ。君、引きたまへ。」
「休憩の1時間を日数に直せば何日かになるのう、それも引きたまへ。」
どんどん勤務時間がなくなる社員。社長はそこでも勢い劣らず矢継ぎ早に…
「祝祭日に加えて、わが社には定期休暇が12日もあるはずじゃ」
「春と秋の運動会が1日ずつ」
なんと、計算すると残るのはわずか4日に。。。
「なんだ、君は1年に4日働いとるだけやないか!?」と社長が怒る。
そして。
「君は確か法事で1日、妻のお産で1日、親戚の不幸で1日、んで病気で1日休んどる。
 君は4日休んだ。んなら結局1日も働いとらんじゃないか!!」
これがオチです。もちろんこっけいな話ではありますが、この漫才がイケてるのが
社長が従業員に「計算させる」ところです。つまり、自分自身に納得させるというとこで
自己矛盾を引き出して笑いに繋げているところです。
今のようなご時勢でこんなことが、実しやかに行われたら従業員はたまったもんじゃ
ありませんが、ふっと帰りしなにヒサビサ笑えた漫才でしたので、ちとご紹介。

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